珍しくゆっくりできた週末だったので、本日OSLv3のライセンスとOSLの作者が書かれたOSLの解説書的なものを読みふけっておりました。
読み終わった後に、今回のライセンス問題の日本語情報を再度確認したり、Twitterの検索結果を眺めたりしていたんですが、掲題の件については、拡大解釈というか誤りなんじゃないかなぁと思ったので、その理由を含めてまとめてみようと思います。
blog投稿後、検証していただき、誤りだとわかりました。
CodeIgniter-JP MLログ :該当のML
ネタ元というか、掲題の件を取り上げているのは以下の記事です。恐らくこの記事から一部の方はそのまま認識しているものだと思います。
A Day in Serenity @ Kenji:CodeIgniter のライセンスが OSL に変更されることに関す る懸念(第2版)
この記事の中で
「CodeIgniter を使ったWebサイトで訪問者にOSLのアプリを使っていることを知らせなければならなくなる」
が紹介されています。
最初は( ´_ゝ`)フーンと読んでいたんですが、読み返していたらいろいろ違和感を感じました。
ちなみに、当記事の内容が正しいかは英語力とOSS周りに知識が乏しいので無保証です。
ザックリとライセンスのこの項目を確認すると「直接的に配布する形式だけでなく、ネットワーク越しに第三者がソースコードを使えるようにすることも配布と同様にみなし、1(c)の適用を受ける」と読めます。
尚、1(c)はOSLライセンスのコードまたは派生したコードをOSLライセンスでのみ再配布できるという条項です。
この外部展開の条項を上記の記事では「Web サイトで利用した場合、訪問するユーザにも配布していることになります。」と書かれております。
外部展開の条項の中で「anyone other than You」と出てきますが、これを日本語で第三者であれば誰でも、と解釈すればこのように読み取れる気もしますが、外部展開条項の中では対象とするのは「第三者がソースコードをネットワーク越しでも『使える』ようにすること」とのことなので、Webサイトの閲覧者については対象外だと考えられます。
CodeIgniterはPHPのプロジェクトなので、ソースコードは常にサーバサイド、Webサイトの閲覧者はソースコードには一切触れられず(使えるという状態にいない)、通信してコンテンツを取得しているだけなので対象外だと考えるのが妥当だと思います。
もちろんASPループホール対策に作られた条項とのことなので、その場合には、そのASPサービスの利用者(閲覧者ではない)については問題なく対象になると考えられます。
この部分についてはEllisLabのDerekの見解で問題ないと考えています。
「Web サイトの訪問者はアプリケーションにより生成されたコンテンツを受け取っているだけであり、明示的なライセンスへの同意を得る合理的な努力をする必要があるのはソースコードを受け取った人に対してだけだとコメントしています。」※同記事より
同記事の最後でこう書かれています。
「厳密に考えると、Webサイト訪問者にライセンスを表示して、同意するのボタンを押させないといけないか?とさえも思われます。」
OSLv3の9)に関する対応ですね。
著作権的な単純な観点から考えた場合、Webサイトの閲覧者がこのライセンスに同意する権利関係的な原因は皆無ですね。如何せん、対象となる著作物を受け取っておらず、触れることもできず、その内容を改変することは不可能です。
例えば、ガンダムUC4の番宣映像がTSUTAYAの店頭で流れていたので見ていたら、突然店員にYoutubeにこの映像をアップロードしないようにこの契約書に同意しろ、と詰め寄られているレベルの理不尽さが発生します。この番宣映像のデータを手元にもっておらず実際にアップロードすることもできないのに。
※尚、他者の著作物を勝手にYoutubeにアップロードする行為は(ry
ところでMegentoを使ったサイトには、そういった表示ってあるんですかね?(未調査)
今回のライセンス問題に興味がある方は、ライセンスの内容を読んでみるといいよ!
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